肺炎球菌ワクチン・帯状疱疹ワクチンについて
こんにちは☺
当院では、定期接種の対象である肺炎球菌ワクチンと帯状疱疹ワクチンの予防接種ができます。
完全予約制のため、事前にお電話をいただくか、ご来院の際にお声掛けください。
今回はこれらのワクチンについて紹介させていただきます。
【肺炎球菌ワクチン】
肺炎球菌という細菌により肺炎球菌感染症が発症します。合併症として、肺炎、気管支炎、敗血症などを引き起こすことがあります。
この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。
●定期接種対象者
・2024年の3月31日までに、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方
注)65歳になる方は、今年度の接種をしないと70歳以降の接種が自費となりますのでご注意ください。
・60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方
【帯状疱疹ワクチン】
日本人成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが潜伏しており、80歳までに3人に1人が発症するといわれています。
帯状疱疹の主な症状は、体の左右どちらかに生じる痛みやかゆみを伴う発疹です。皮膚症状が治癒した後も痛みが残ることがあります。
帯状疱疹ワクチンは自費での接種となります。
●接種対象者…50歳以上の方
帯状疱疹のワクチンは、「弱毒生水痘ワクチン」と「シングリックス」の2種類があります。
弱毒生水痘ワクチン | シングリックス | |
接種回数 | 1回 | 2回 |
持続期間 | 5年程度 | 9年以上 |
効果 |
発症予防:50%程度 帯状疱疹後神経痛の抑制:60%程度 |
発症予防:90%程度 帯状疱疹後神経痛の抑制:99%程度 |
種類 |
不活化ワクチン |
生ワクチン |
利点 |
価格が安い(8000円) シングリックスに比べると副作用が少ない |
効果が高い |
欠点 | シングリックスに比べると予防効果が低い |
価格が高い(1回22000円×2回→合計44000円) 弱毒生水痘ワクチンに比べ副作用が出やすい 2回接種しないと十分な効果が得られない |
その他気になることがある方は、お電話や受診の際にご相談ください。